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2026年11月2日 NEWS

【記事更新】大動脈縮窄症(CoA)の解説記事を最新ガイドラインに合わせて更新

心疾患コラム・記事更新

「大動脈縮窄症(CoA)」の解説記事を 最新ガイドラインに合わせて更新しました

当社の心疾患コラム 「大動脈縮窄症(CoA)」を、 2025年に公表された成人先天性心疾患の 最新ガイドラインなどを踏まえて 大幅に更新しました。

大動脈縮窄症は、 心臓から全身へ血液を送る 大動脈の一部が先天的に狭くなっている病気 です。

重症の新生児では 出生後数日で循環状態が急速に悪化することがある一方、 比較的軽い場合には症状がほとんどなく、 子どもや成人になってから 高血圧をきっかけに発見されるケースもあります。

今回の主な更新ポイント

01 / 診断 腕と脚の血圧差を詳しく解説

成人では上半身の高血圧と 下肢の血圧・脈拍低下が 重要な診断の手がかりとなります。

02 / 治療 年齢ごとの治療方法を整理

新生児・乳児の手術から、 年長児・成人のステント治療までを 分かりやすく整理しました。

03 / 長期管理 治療後の生涯フォローを追加

再狭窄、高血圧、 大動脈瘤などを確認する 長期的な管理について解説しています。

今回の更新では、 2025年の などを踏まえ、 成人の大動脈縮窄症で特に重要となる 上肢・下肢の血圧測定 について詳しく紹介しています。

大動脈縮窄症では、 狭窄より上流にある腕の血圧が高く、 下流にある脚の血圧が低くなる場合があります。

は、 有意な大動脈縮窄を考える 重要な評価項目のひとつです。

ただし「20mmHg未満なら問題なし」という意味ではありません 心臓の機能低下や側副血行路の発達などによって、 強い狭窄があっても 圧較差が小さく見える場合があります。 そのため、 血圧だけではなく 心エコーやCT・MRIなどを組み合わせて評価します。

画像診断についても内容を更新し、 心エコーに加えて や が、 狭窄部だけでなく 大動脈弓全体、 側副血行、 大動脈瘤などを確認するために 重要であることを紹介しています。

また、 重症の新生児では 出生後に が閉じることで 下半身への血流が急激に低下し、 心不全やショックを起こすことがあります。

このような場合には、 を使用して動脈管を開いた状態に保ち、 下半身への体血流を確保しながら 手術などの根本治療へつなげることがあります。

年長児や成人では、 狭窄部の形態や既往治療などによって、 が重要な選択肢となります。

さらに今回、 特に内容を強化したのが 治療後の長期管理です。

大動脈縮窄症は、 手術やカテーテル治療で 狭窄を解除したあとも、 高血圧や再狭窄、 大動脈瘤などが生じる可能性があります。

そのため、 「子どもの頃に手術したから治療終了」 ではなく、 成人期まで含めた生涯にわたる循環器フォロー が重要です。

また、大動脈縮窄症では を合併することも多いため、 縮窄部だけでなく、 大動脈弁や上行大動脈も含めて 長期的に確認する必要があります。

記事では、 新生児期から成人期までの症状、 検査、 治療方法、 術後フォローについて、 比較表や専門用語のポップアップ解説を使いながら 分かりやすく整理しています。

大動脈縮窄症と診断された方、 子どもの頃に手術を受けた方、 高血圧をきっかけに大動脈縮窄症を指摘された方、 そのご家族の方は、 ぜひご覧ください。

専門用語をやさしく解説

本文中の青い点線の専門用語は、 クリック・タップすると意味を確認できます。 以下の一覧からも開けます。

参考: 日本循環器学会 「2025年改訂版 成人先天性心疾患診療ガイドライン」
2025 ACC/AHA/HRS/ISACHD/SCAI Guideline for the Management of Adults With Congenital Heart Disease

※本お知らせおよび解説記事は、 一般的な医療情報の提供を目的としています。 大動脈縮窄症の治療方針は、 年齢、体格、狭窄の形態、高血圧、 心機能、過去の手術・カテーテル治療歴などによって異なります。 個別の診断・治療については、 担当の医療機関へご相談ください。